C01 Sketch 3D (Marching Cube)

C01 Sketch 3D (Marching Cube)

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A系統(ボクセル・ソリッド・立体)、B系統(メッシュ・シェル・曲面)とは違う系統のものを集めていくC系統。
第一弾のC01は「3次元のスケッチ」を実現するモデリングツールをProcessingでつくってみました。

きっかけは、研究室の手描きスケッチのうまい学生たちが、「この”ゆるい感じ”を3Dモデラ上では再現できない!」とコメントしていたことに始まります。
確かに、現在の3Dモデラでは、「タッチ」や「味」といった要素が出せません。

最近123Dがどんどん機能を増やしてきていますが、このツールの基本コンセプトは「彫刻や粘土」であるように見えます。ただ一方で、研究室の学生のイメージでは、たぶん、絵の具やクレヨンで空間にドローイングをする感覚なのだと思います。FRONTというデザインファームのSketch Furnitureという作品がありますが、これに近いものだと思われます。

今回のソフトは、

  • マウスの左クリック+移動で「線を描き」
  • 右クリック+移動で「線を消す」
  • キーボードの↑↓→←で、空間を上下左右に回転します
  • [r]ボタンで全消去
  • スペースキーを押すと、ラインデータから、面データを生成し緑でレンダリングします。

画面左上の「StrokeWidth」は線の太さです。左下の「Save」から、Stlファイルで保存できます。ただし、保存は、緑の面データが表示されている状態で行ってください。

 

 

 

 

Wire Mode

 

 

 

 

Mesh Mode

 

 

 

 

 

3D CADであるRhino上で、”Brasil”というレンダラでレンダリングした結果

今後は、この「ペン種」を増やしていく予定です。

今回の実装は、マーチングキューブ法を用いています。下記のコードをもとに一部を改変・追加したものです。
Marching Cube
BubbleBoy
BubbleBoy2
Wblut.com
これが映像
http://vimeo.com/3873744